便秘を未然に防ぐための対策として、実は排便の仕方にも注意しなければいけない点があるのです。
どのようなことに気を付ければいいか、トイレの前に確認しておきましょう。
ながらトイレは禁止
ながらトイレとは、排便中にトイレに座って何かをしていることを言います。
トイレに気に入った本やスマートフォンをトイレに持ち込み、排便が出来るまで、またはリラックスのために便座に座っている方が最近は多いそうです。
一見、排便の間の時間を有効活用したり、
しっかり排便をしているようにも見て取れる行為です。
しかしながら、便座に長時間座っていると、身体には実際のところ悪影響があります。
便座に座っていると、空洞になっている部分は宙に浮いていることになりますよね。
その結果、内臓は重力に逆らえず下に降りてきてしまいます。
これが内臓下垂です。
具体的には、内臓の動きが衰えてむくみやすくなったりします。
腸の動きが衰えてしまったら、当然排便しようにも時間がかかってしまいます。
その結果トイレに長時間居座ってしまう、
というループが完成してしまっているというわけです。
カップラーメンではありませんが、トイレに入るとしても、内臓を守るためにも3分以内に留めておくようにしましょう。
既に習慣になっている方は、トイレから本を出しておくか、そもそもトイレには何も持ち込まないようにしておきましょう。
便意がある時は我慢しない
便意というものは、我慢して少し経ってしまうといつの間にか消えてしまいます。
その原因は、意識が便意以外に強く向いているということが挙げられます。
特に先ほどご紹介したながらスマホや本にも言えることですが、友達と楽しくSNSで話していたり、趣味やネット、ゲームなどに没頭したり、仕事や約束があって焦ってしまうことで、 脳内における便意の優先度を下げてしまっているのです。
その結果、腸の筋肉を緩めないようにするだけで便秘を我慢出来てしまいます。
便意というものは、腸がそろそろ出した方がいいと言っている合図です。
しかし、ずっと無視していると、ほとんど便意を感じなくなってしまいます。
その結果、入り口付近の便から順番に便が硬くなっていって、
直腸性の便秘になってしまうのです。
便秘にならないためには、不可抗力ならまだしも、すぐにトイレに行ける環境の時は我慢しないでトイレに行くのが正解です。
しかし、我慢してしまった時も慌てず、
次の自然な便意を待ってから排便するようにしましょう。
便秘になってしまった時は?
排便時に心掛けをしていても便秘になることはあるでしょう。
食事が乱れたり、運動不足になったり、ストレスを感じていたり、要因は様々です。
解消方法としては生活習慣の改善と、運動不足の解消が基本となります。
身体のためにも早めの便秘解消が大切です。