「朝活」という言葉を耳にしたことはありませんか。
実際に朝活をしているという方もいらっしゃると思います。
朝活とは…朝早く起きて、始業前の朝の時間を、仕事のほか勉強や趣味、筋トレなどのトレーニングなどに有効活用すること。
女性・男性を問わず、便秘に悩まされている方は、便秘を解消するための「朝活」に励んでみませんか。
朝の時間を有効活用して便秘を解消!
胃腸を目覚めさせる合図は「朝食」
朝、何も食べずに慌ただしく着替えて出勤する、という方も少なくないと思います。
実は便秘解消の絶好のタイミングは、朝に訪れているということをご存知でしょうか?
私たちが眠っている間、胃腸は次の活動へ向けて準備をしている状態です。
朝食を食べることが合図となって、「胃・結腸反応」が起こります。
胃・結腸反応とは、腸の働きが活発になる運動のことを指しています。
排便のために必要な働きである「ぜん動運動」が起こるため、お通じが期待できます。
朝食をしっかり食べるためには、朝早く起きて、余裕を持って食事する必要がありますよね。
早起きをしてしっかり朝食を摂取することで、腸の働きを活発にしましょう。
一方で、「朝はどうしても食欲がなくて…」という方もいらっしゃると思います。
朝食が難しい方の場合、コップ1杯分の水、あるいは白湯を飲むことをおすすめします。
水や白湯でも、朝食と同様に「胃・結腸反応」が起こりますから、胃に負担をかけないよう、ゆっくりと飲みましょう。
トイレを習慣づけましょう
トイレの時間がないから便意を我慢して出勤する、といったご経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかくのお通じのタイミングを逃してしまっては、便秘も解消されませんよね。
朝食を食べたり、水分補給をしたあとは、トイレに行くことを習慣づけましょう。
「胃・結腸反応」が起きて腸が活発になることでお通じが期待できますから、朝食とトイレは1セットだとも考えられます。
この1セットに取り組むためには、朝の時間に余裕を持つことが大切です。
朝活の時間を有効活用して、便秘解消を目指しましょう。
運動不足を解消して、便秘も解消
運動不足も、便秘の原因のひとつです。
運動不足により活動期と休息期のメリハリが無くなり、自律神経の不調を招きます。自律神経の不調は、ぜん動運動が弱まることにつながります。
朝活の時間を、便秘解消のための運動に当ててみてはいかがでしょうか。
今すぐ便秘を解消したいからといって、突然激しい運動を始めてしまうと、足腰を痛めてしまう危険性が考えられます。
早起きをしてひと駅分歩いてみる、時間がないからとエスカレーターで移動していたところを階段にしてみる、といった、ちょっとした運動を毎日継続することが大切です。