「毎日カチカチの便が出てしまう…」
こんな症状は理由が分からないと心配になりますし、排便がとてもつらいですよね。
便秘の原因には種類があり、水分不足もその代表の一つです。
水分不足と便秘の関係性を細かく解説していきます。
水分不足って危険なの?
水分不足とは、身体の水分の割合が少なっている状態の事を指します。
私たちの身体は半分以上が水でできているともいわれています。
しかし、ほとんどの方が毎日知らないうちに水分不足になっている可能性が高いです。
水分不足の基準として、身体の水分が1%でも減ると喉が渇きます。
5%減ると、脱水症状を引き起こします。
水分量の低下が10%以上になると、痙攣しながら意識を失います。
それ以上失ってしまうと命にもかかわることがあるので、 甘くみてはいけないということです。
水分不足による症状
人間の身体を流れる血液は、水分によって濃度が適切に保たれています。
身体の水分と血液のバランスが崩れ、水分が減ってしまうと血液の濃度が上がってしまい ドロドロになってしまいます。
粘性があって血管を通りづらくなるので、血の巡りが悪くなってしまいます。
血流が悪くなると血流障害になることもあります。
次第に血液の量も減っていき、細胞も傷ついてしまいます。 結果、酸素が体に巡りづらくなってズキズキする頭痛を繰り返したりします。
また、水分不足の状態では発汗能力が下がるので体温調節ができなくなります。
水分が失われやすい夏場に熱中症になるのは、これが原因です。
水分不足と便秘の関係性は?
本来食事の時に摂取した食べ物は、大腸の腸壁に少しずつ水分を吸収されて直腸に到達する頃には、便が固形物として形成されます。
水分が不足してしまうと、身体は大腸で水分を吸収します。
その結果、便はカチカチになってしまい進みづらくなるのです。
硬くなった便が止まると、更に水分が吸収され、改善は難しくなるでしょう。
水分不足が原因の便秘を改善するにはどうしたらいい?
まずは水分をしっかりと摂取しましょう。 その基準は一日1.2~2L といわれています。
ただやみくもに飲めばいいというわけではなく、水分は回数を分けて何回も飲むことが上 手な水分補給とされています。
水分補給に合わせて便秘の症状を改善していくことも大切です。
便秘の改善には、便のかさが増える食物繊維の摂取などが挙げられます。
普段の生活から水分を摂り、カチカチの便とお別れしましょう。