日常生活の動きの中で、便秘の予防が出来たらいいですよね。
今回は、便秘防止におすすめの運動法についてご紹介いたします。
ウォーキング・散歩
便秘がちな方は、運動不足が原因のことも多くあります。
ウォーキングや散歩は、手軽にできる運動なので取り入れやすいですね。
毎日続けることで、排便に必要な筋力を鍛えることもできます。
また、ウォーキングや散歩は有酸素運動なので、血行が良くなりますし、
自律神経が整えられます。
血行が良くなると、腸の周りの血液の流れも良くなるため、
腸が温められ腸の動きが良くなるのです。
また、自律神経が整えられると、副交感神経の働きも正常になります。
腸は副交感神経が優位の時に活発に働くので、便秘の解消につながるのです。
家事・仕事の合間の、ストレッチやヨガ
ストレッチや簡単なヨガは、家事や仕事の合間に気軽にできるので便利ですね。
腸の周りに刺激を与えるだけではなく、血行を良くしますし、自律神経の働きも整えます。
おすすめのストレッチは、股関節を伸ばすストレッチです。
座った状態で足の裏同士を合わせて、かかとを手前に引き寄せます。
その状態で、大きく息を吐きながらゆっくりと体を前に倒していきます。
股関節やお尻の筋肉をほぐすイメージでやってみましょう。
おすすめのヨガは、コブラのポーズです。
これはうつぶせに寝た状態から始めます。
手のひらで床を押すように体を起こし、そこからゆっくり後ろに体を反らしていきます。
この時、ゆったりと呼吸をするようにしましょう。
便利なものをあえて使わない
便利なものをあえて使わないだけでも、便秘の予防につながります。
現代では、世の中に便利なものが増えすぎたため、運動不足などが進み便秘になる方が増えています。
例えば、エレベーターを使わず階段を上ってみたり、駅一つ分歩いてみるなど、ちょっとしたことでいいので、生活に取り入れてみましょう。
腹式呼吸
実は、腹式呼吸が便秘の予防につながることがあります。
「たかが腹式呼吸だけで?」と思われる方もいるかもしれませんが、簡単にできますので、是非物は試しでやって頂ければと思います。
腹式呼吸をすると、横隔膜や腹横筋という筋肉が収縮します。
この収縮が腸に刺激を与え、腸のぜん動運動を促すのです。
また、腹式呼吸をすると自律神経が整えられます。
息をゆったり吸ったり吐いたりすることはリラックス効果がありますので、腸の働きにもいいのですね。
正しい腹式呼吸のやり方ですが、お腹の膨らみ方に意識を向けて頂く必要があります。
息を吸ったときにお腹が膨らみ、吐いた時にお腹をへこませます。
息をお腹に入れ、お腹の力で息を吐き出すイメージです。
分かりにくい方は、仰向けや四つん這いの状態で腹式呼吸をしてみると、コツがつかみやすくなります。
日常生活の中でできる、簡単な便秘防止の運動をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
簡単にできるものばかりだと思うので、是非生活の中に取り入れてみて下さいね。