慢性便秘とは?
便秘というと体の不調としてはありふれたものですから、長く続いてもさほど気にしない方もいらっしゃるかもしれません。
解消されず数ヶ月~半年ほど経った便秘は、慢性便秘と呼んで区別します。
中には頑固な便秘が10年以上続くという方もいらっしゃいます。
もちろん、何ヶ月も便が全く出ないという意味ではありません。
数日以上便が出ない、残便感がある、といった便秘の症状が断続的に続くということです。
これなら当てはまる方も多いのではないでしょうか?
便秘が長く続いた場合、どんな症状があるのでしょう。
便秘の原因別に解説していきます。
慢性便秘の原因①腸の機能の低下
慢性便秘の原因の一つは、腸の機能が低下することです。
偏った食生活やストレス、運動不足などの生活習慣から大腸や直腸が正常な働きをしなくなり、便が出にくくなります。
便は大腸に長くとどまると余計に水分を吸収され、カチコチに硬くなります。
硬くなった便はさらに排出しにくくなりますから、便秘は慢性化するとやや手強くなります。
慢性的な便秘になると、以下のような症状が日常的に起こります。
・肌荒れ
・お腹の張り
・食欲不振
・体臭や口臭
・不眠
・発熱
どれも緊急の治療が必要な症状ではありませんが、このような状態が続いていると身体的にも精神的にも辛いものです。
症状が重く苦しいという方はただの便秘とあなどらず、できるだけ早く解消を目指しましょう。
慢性便秘の原因②病気
注意が必要なのは、病気が原因で慢性的な便秘になっている場合です。
例えば、ポリープなどが腸の幅を細くしてしまっていることが原因で便が出にくくなっている可能性があります。
このような場合、便秘の症状の他に、以下のような症状が表れることがあります。
・細い便が少しだけしか出ない
・便に血や粘液が交じっていることが多い
・腹部に痛みや違和感がある
・発熱がある
・生活習慣を変えても便秘が改善されない
病気が原因の便秘は、病院で治療しなければ解消できません。
以前から便秘の症状の他にも不調があるという方は、すみやかに内科や消化器科を受診してください。
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慢性便秘の解消法は?
病気が原因でない慢性便秘の解消法としては、まずは生活習慣の改善、それでも症状が改善されない場合は便秘薬を併用するのがおすすめです。