高齢者の方は要注意!水分不足による便秘を防ごう!
高齢者の方は「弛緩性便秘」になりやすいと言われています。
弛緩性便秘の原因としては、
・筋力不足
・運動不足
・野菜不足
などの「不足」が挙げられますが、
これらの原因に加えて、高齢者の方の場合は「水分不足」も大きな要因であると考えられます。
高齢者の方が便秘になる原因

高齢者の方の「水分不足」を招く原因としては、2つのことが考えられます。
まず、高齢になるにつれて、のどの渇きに気がつきにくくなるという点です。
そして、トイレが近くなるのを避けるために、水分補給から遠ざかってしまうという点です。
身体の水分が不足すると、腸内の便はどんどん硬くなり、排便がスムーズに行われなくなり、便秘がちになってしまうのです。
そして便秘になってしまうと、腸内に滞った便の水分はますます奪われることになり、便秘が進行してしまうという悪循環を招きます。
もちろん、水分不足ばかりが便秘の原因ではありません。
以下のような原因が混在していることが考えられます。
加齢に伴う筋力の低下
年齢を重ねるにつれて、身体にも変化が感じられます。
以前はなんともなかった坂道も、途中から息が切れてきて…といった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちの身体は、年齢とともに変化します。
加齢とともに、筋力も低下してしまうのです。
筋力の低下と身体機能の衰えは同時進行します。
身体機能が衰えると、排泄を促すための「ぜんどう運動」も弱まるために、便秘がちになってしまいます。
加齢による大腸機能の低下
年齢を重ねるにつれて身体全体の機能は衰えていき、腸の機能のぜんどう運動も衰えます。
それだけでなく、もうひとつ注目すべき、加齢により衰退する機能があります。
それは便意に気がつきにくくなることです。
便意を感じにくいため排便から遠ざかり、便秘を招いてしまうのです。
食事量の減少
若い頃と比べて、食が細くなったと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
便意を催し排便するためには、ある一定の量の便が必要です。
便の材料となるのは、普段の食事です。
食事量の低下に伴い、腸内で作られる便も減少するため、便秘がちになることが考えられます。
習慣づけることで、便秘を予防!

高齢者の方は喉の渇きに気がつきにくいために水分不足となり、便秘になることが考えられます。
さらには便意に気がつきにくいために排便から遠ざかり、便秘が進行してしまうことも考えられます。
気がつきにくい喉の渇きや便意への対策を行って、便秘を予防しましょう!
高齢者の方の場合、水分補給やトイレの時間をあらかじめ決めてしまうことをおすすめします。
毎時間30分になったら水を口に含むと決めたり、あるいはテレビ番組のCMのたびに水分補給を行ったりと、こまめな水分補給を心がけましょう。
また、水分補給をこまめに行うことは、熱中症の予防にもつながります。
室内でも起こりうる熱中症を、こまめな水分補給で防ぎましょう。
目が覚めてすぐに、水や白湯を飲むこともおすすめします。
人は寝ている間に、コップ一杯分もの汗をかくと言われています。
夜、私たちが眠っている間、腸は朝に向けて準備を行っている状態です。
起床後すぐの水分補給は、体内から失われた水分を補うだけでなく、胃腸を目覚めさせる合図にもなるのです。
水分や食べ物を摂取することが合図となって、「胃・結腸反応」が起こります。
「胃・結腸反応」とは、排便を促すぜんどう運動が起こる反応のことを指します。
腸が活発になるタイミングに合わせて、たとえ便意を感じていなくても、トイレに行く習慣をつけましょう。
排泄のタイミングを身体に覚えさせることができれば、便秘解消だけではなく、便秘の予防にもなります。